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新年、明けましておめでとうございます。
本年も、皆様にとりまして幸多き年となりますように、心よりお祈り申し上げます。
[虫歯も歯周病も完全に防ぐ方法]
去年の十二月の中頃、ある歯科衛生士の方からこんな相談を受けました。
「先生、私の子どもなんですが、(七歳位の子)私が仕上げ磨きをして食生活にも充分気を付けていたのですが、乳歯の歯と歯の間に何故か虫歯ができてしまったのです。
まあ、抜けてからわかったのですが、歯を磨くだけではだめなんですか?」
という疑問です。
この疑問はもっともなことです。
皆さんは一日三回歯を磨き、甘いものをひかえていれば虫歯にならないと思っているようですが、実はそれだけでは不十分なのです。
もし、本当に虫歯を防ぎたいのであれば、方法はあります。
完全に虫歯を防ぐ方法は、実は理論的にはすでにあります。
それをこれか六回位のシリーズでお話していこうと思います。
今回はその第一回目、「虫歯は夜につくられる」というのが、今回のテーマです。
では、始まり始まり・・・
虫歯や歯周病をおこしているのは、細菌ということはご存知ですね。
ではこの@細菌が口の中からなくなるか
A虫歯や歯周病を起こさないようなコントロールができたら
予防は可能です。
@は、現実的には不可能です。
人間の生活はある意味細菌との共存ですからAのコントロールはどうでしょうか。
世の中には生まれてから歯を磨いたことがないんじゃないかという人がいます。
そして、その人は虫歯にも歯周病にもかからずに口の中を見ると歯石は大量に付着し、プラークも全体的にべっとり、でも、虫歯でも歯周病でもないという人に出くわします。
本当にいますよそんな人!私も臨床歴三十年近くやってきて時々、そう年に一〜二度はそういう人に出くわします。
一方、一生懸命磨いても虫歯をおこし、歯周病にもかかるという理不尽・この不条理、皆さんは不思議だとは思いませんか。
このカギとなるのが、実は唾液なのです。
唾液には、大きくわけて
@抗生剤のような働き(細菌を不活性化する働き)
A粘膜(口の中の歯茎や舌)を修復させる
B消化酵素が含まれています。
唾液の量や質は大変重要だということはお分かり頂けますね。
人が日中活動している時は、唾液は充分出ています。
ところが、夜寝ている間に唾液の量は昼間の二分の一から三分の一になります。
その間に細菌は等比級数的に増大します。
その為、朝口臭がしたり口の中がねっとりするのはこのためなのです。
と言うことで、「唾液」の量と質が虫歯や歯周病のコントロール(予防)に、重大な働きをしているんだなあということを頭の隅においといて下さいね。
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